面白かった本をご紹介。
最近急がしくて、存分に本を読む時間が取れませんが、最近2冊ほど面白い本を読んだのでご紹介。
○一冊目:「アメリカ経済終わりの始まり」
この本の著者は、某有名金融会社に勤めていた方ですが、潔くスパっと会社をやめ、金鉱山に投資する会社を設立して現在に至っています。
この手の方々(自分で道を切り開いて成功を掴んでいる方)の洞察力はいつも「へー」と思わせる何かがあります。
物事をみるときの切り口がちがうんですね。
- アメリカは国を挙げて投資をやっているから、この先確実に失速する。
- ものづくりで先端を行く日本は、この先も生き残っていくはずである。
- ロスチャイルドは古い、これからはファンドの時代だ!
- 中国・ロシアは近い将来デフォルトする。
ナドナド、結構断定的な論調で話が展開されます。
「うわー、そこまでいうかー」
ってな感じがしますが、世の中の見方をかえる良いきっかけになりました。
kanaloaは、ロシアはともかく、中国は結構長持ちするんじゃなかろうかと思っています。中国の不動産はバブっているけど、他の産業は結構伸びてきているんじゃなかろうかと。あとは、ソフト面がきちんと整えば、もう少しいけるんじゃないかなぁ、と考えています。
そういう意味では、この方とは考え方が違いますが、果たして3年後どうなっているでしょうね?
あと、アメリカも失速こそすれ、腐っても鯛じゃないですが、アメリカってしたたかな国ですから、なんとか持ちこたえるんじゃないかと思っています。(ちと根拠レスですが)
だって、そうだとしたら(アメリカがだめだとしたら)なんで彼はアメリカの金鉱山に手を出したのかもイマイチ理解に苦しみます。(国の経済がこけたら何かしらの形で影響をこうむりそうなもんですがね)
とはいえ、いろいろ勉強になる・今後の世界の見方を変えるいいきっかけになった本になりました。
○二冊目:「タックスヘイブン」(ヘブンじゃないよ)
以前から、このキーワードは知っていましたが、先日本屋で『おーい、買ってくれーい。』と行っている一冊がこいつでした。運命を感じたので即買いました。
この本は、実践を前提とした本ではありません。従ってそういう本がほしい方は、読んでもあまり面白くないかも。
タックスへイブンの
- 定義(タックスヘイブンとは何か?)
- 成り立ち・歴史
- プレイヤー
- 何故ここまで大きくなったのか?
などについて体系的に論じている本です。
はっきりいって英語の和訳なので、わかりづらい表現も散見されますが、それでも、これまでのタックスヘイブンに対する考え方が間違っていたことを気づかされる一冊となりました。
タックスヘイブンって実は現在の経済の一翼を担っている大事な金融センターなんですね。
知っている人はこれを活用してうまく生きているようですね。
サラリーマンで有無をいわさず、源泉徴収されるkanaloaからは夢見たいな世界。。。
ま、やればタックスヘイブンに口座くらいは作れますが、そこに口座を作る手間とか、口座維持手数料とか、為替リスクとか、送金手数料とかを考えるとそのコストにみあうほど預けるお金が無いので(笑)、この世界を知ることができたことを今回の収穫としています。
実は、日本にもタックスヘイブンがあるのを知っていますか??
以上です。
今、D・カーネギーの「道は開ける」を一旦中断してますので、そろそろ再開したいと思います。あともう一冊
稲盛 和夫著「人生の王道」も次に控えています。
あぁ、もっと本を読む時間がほしい。。。(くそー、仕事で障害がおきなければいいのによー)
<--なんとか時間を捻出して自己投資・自己投資、でもAFPの勉強の時間も、、、キャー。応援引き続きお願いいたします!!!
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