(今日で最後)2007賃貸住宅フェア
今日で最後!(お付き合いいただいてありがとうございます)
今日は、
- ケアハウスと高専賃(高齢社会)
- (おまけ)不動産市場の統計&三菱UFJ信託銀行さんとの会話。
■ケアハウスと高専賃
1995年をピークに生産年齢人口は減少の一途をたどっているそうです。団塊の世代も続々と引退を始めています。日本は高齢化社会でなく、高齢社会に既に入っているものと思われます。最近のご老人は昔のご老人と比べると遥かに若く、そして活発です。簡単に老け込むような感じではありませんね。(見習わねば)
こういった方々をターゲットとした様々なビジネスモデルが展開されていますが、一方で、新聞では「孤独死」の問題も取り上げられるなど高齢社会が故の暗い一面もないざいしているんですね。
高齢社会は、これから日本が対峙すべき重要な課題だと考えています。賃貸経営の世界でも同じことがいえます。
賃貸住宅フェアでも、高齢社会を見据えた様々なソリューションが展開されていましたよ。
ほとんどが業者の方々でしたが、この分野への認識の高さがうかがえますね。
高齢者住宅と一言で言っても、様々な形態があるようです。
詳しくはこちらが理解しやすいですね。(高齢者専用賃貸住宅の選び方))
調べてみるとケアハウスや、高専賃というのはひとつの形態に過ぎず、そのほかにも老人ホームやグループホームetc... 様々です。
ですが、高専賃については、今年になって本格化している形態らしいですね。
こんなの。
高専賃は、登録制度みたいです(許可制でなはい)
- 建物自体は、通常の賃貸物件とそんなにかわらない。(けど、ある程度の部屋の面積(25平米以上だったっけな。は確保せねばいかん。)
ということで、結構柔軟性があるんじゃないでしょうか。
各社、これから導入するということでしたが、
で、すごく熱心、かつ、真摯にこの活動に取り組んでいらっしゃる担当の方がいましたのでいろいろ話を聞きました。ここも来年から高専賃物件の扱いを開始する予定だそうです。これまでに展開してきた、老人ホームや、グループホーム、ケアハウスは、認可制でなかなか展開が難しいのだそうです。
団塊世代が大量に引退するということですが、彼らは、さっき僕が言ったように、
- 元気である。(下手すると僕らの世代よりバイタリティがある)
- 自分の趣味を持っている。(自分の生活を大事にしている)
- 自立している。
- 気持ちが若い。
- それなりに所得がある。
- でも、もし何かあったことを考えるとちと、不安。
ということで、こういった人たちの生活をサポートできるようなソリューションを考えていたところで、この「高専賃」という登録制度だったということです。
確かに、僕の周りの団塊世代はホントに元気です。(だってそうですよね、学生運動や日本の高度成長を支えてきた世代です。基本的にイケイケなんですね。僕らの世代のように家に引きこもるという発想自体がないみたい)
こういう方々を、「はい、引退しかたら、老人ホームね。」といったところで、入るわけがありません。(ちょっと極端ですけど)
で、この会社は、
- 見た目は、通常の賃貸物件と変わらず
- 食事のサービスや安心サービス(安否確認サービス・ナースコール対応)を付帯で
- コミュニティスペースも提供
提供するようなスタイルをとったソリューションを提供しようとされていました。
こんなかんじの物件です。
他社にも同様のソリューションが出ていましたが、大体上記のコンセプトが中心でした。経営のカタチなんですが、
- 土地・建物はオーナー負担で建てる
- 物件をサブリースというカタチで借り受け、その後のサービスを業者で担当する。
というものがほとんどです。細かい違いがあるにせよ、大体このような仕組みが王道になるんでしょう。
さすがに、こういった物件はオーナー個人では経営は無理ですから。
以前から、僕が「不動産経営はチームでやるべき」と言っていたのはこういうことも少しだけ視野に入れていたからです。通常の賃貸物件なら個人で頑張れば何とかなると思います。ですが、さすがに高齢者を対象にした物件となると、思いつくだけで、
- 突然の体調不良とかをどう対処するの?
- 高齢者に対する滞納をどうするの?
- 心のケアは?
などが思いつきます。ここは完全にプロの世界の話です。サラリーマン大家が一朝一夕でどうこうできるレベルの話ではありません。
ただ、不動産投資家として、地域に貢献しつつ賃貸経営をやってていく上で、この高齢者という市場を無視するわけにはいかないと思います。
日本は元来高齢者を大切にする風習や文化があったと思います。ですが、ここ数十年で、なんか「年取ったら、はい終わり」的な空気が、なんとなくですが感じられることがあります。
そんなことを考えている自分がいずれそういう立場になるというのに。です。
やはり、高齢者は大切にして、彼らに老後を豊かに過ごしていただいて、「あぁ、僕(私)の人生も悪くなかったな。」と思えるような社会をこれからの日本は築いていくべきなんだと思います。(自分のためにも)
こういう社会を提供するために不動産投資家として常に意識をもって、ノウハウを持つプロの方々と品質の高い高齢者向けの賃貸物件を提供していくというのが大事に成ってくると思います。業者任せでは、失敗する確率も高いでしょうから。
こういったことを既に実践で開始されている業者さんが上記でしたので、ご紹介させて頂きました。あらかじめ「すいません、まだ、僕こういうことできるレベルのオーナーじゃないんですが、、」と断りを入れても
「いえいえ、結構ですよ。是非、我々の話を聞いてください」
と快く受け入れて頂き、また、熱心に説明を頂きました。話の中で、こういった物件を立てる際の立地的条件など貴重な意見をいただけました。いずれも「なるほどなー」と思える内容ばかり。勉強になりました。(この件については、また別の機会に)
きっとこの物件に住まわれる方は幸せでしょう。実際反響はすごいらしいです。頑張ってください。ウィズネットさん。
いずれは、kanaloaもこういった物件のオーナーとして地域に貢献したいです。(それまでは修行ですね)
■(おまけ)不動産市場の統計&三菱UFJ信託銀行さんとの会話。
ごめんなさい。統計に関しては後日改めてレポートしますね。(話長くなったので)
銀行さんとの話です。おまけ、ですので軽ーく流し読みしてください。
考えてみたら、僕、銀行さんと会話したのって、今年のなつの物件の購入の際に担当の銀行マンと話しただけです。こりゃいかんとおもって、経験値を上げる意味でも銀行さんと会話してみようと思いました。
たまたま、三菱UFJ信託銀行さんがブースを開設されていたようでしたので、顔を出しました。
銀行さん:「どうぞどうぞ。」
僕:「あのー、すいません、御社のご融資のスタンスをお聞かせ願いますか?」
銀行さん:「でしたら、率直に申し上げます、お客様は現在物件をどのくらいお持ちで、、、」
僕:「9戸です」
といったら、銀行さん勘違いで「9棟」と勘違いされたらしく。
銀行さん:「9棟ですか!でしたら、話は早いですねー」(なんだ?この態度の変わりようは?)
僕:「いえいえ、区分の9戸、ですよ。」
銀行さん:「え?あ、あぁそうでしたか、失礼しました。」(あきらかにトーンダウン。なんなんだ)
銀行さん:「実はうちは純資産が1億超えた方でないとお取引が難しいかもしれません」
僕:「い、一億ですか?はぁー、そうですか。。。じゃ、完全に場違いでしたね。失礼しました。」
銀行さん:「いえいえ、これからも投資を続けていらっしゃるようでしたら、いずれはご一緒させてくださいませ。」(うーん、超社交辞令だ。)
、、、、チキショー!!!でも、これが現実なんですね。まだまだヒヨッコ投資家ということが再認識できました。でも、俄然燃えてきました。いずれは、こういった銀行さんに
「是非、kanaloa様にご融資したい」
といわれるような投資家に成長しようと思った、今回の賃貸住宅フェアでした。
来年はもうひとつステップアップしたオーナーとしてここに訪れようと思います。
アリガトウ!東京ビックサイト!!!
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コメント
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連載ありがとうございました.忙しくていけなかったので,本当に有り難かったです.一票.
投稿: vitto | 2007年12月23日 (日) 18時27分
vittoさん。
一票。ありがとうございました。
いや、正直「あれ?反応少ないなぁ。。」と寂しい思いをしていましたので(ブログなのに)。頑張って書いた甲斐がありました。
ところでvittoさん。
vittoさんのブログにコメントさせて頂こうかと思いましたが、なぜかerrorではじかれちゃいます。メールアドレスをちゃんと入れたのですが、それでもNGです。
ほかに投稿の条件とかありますか??
投稿: kanaloa | 2007年12月23日 (日) 21時45分
名前とURLだけで,書く事ができると思うのですが....ダメでした? ちょっと調べて見ます.
投稿: vitto | 2007年12月24日 (月) 01時12分
返答が遅れて申し訳ないです。
うーん、駄目みたいです。(とほほ)
お名前:kanaloa
URL:http://utopia-investor.cocolog-nifty.com/blog/
と入れたのですが、これじゃ駄目ですかね?
投稿: kanaloa | 2007年12月25日 (火) 22時11分
私の方でもチェックしてみましたが,正常に動作しましたので,謎です.う〜ん.もう一度 CSS をチェックします.今ちょっと国外ですので,帰国後に.
どうもすみません.
投稿: vitto | 2007年12月28日 (金) 01時08分