これからの地方財政。心配です。
いやー、モーレツに忙しくなってまいりました。わはは。
まぁ、予想はしていたので別にブルーでもないですが、昨年と今年で仕事上の役割が一個上がったようです。要は「人を使う立場になりつつある」ということ。個人的にはもう少し現場を担当したいんですけどね。
<--管理職じゃないですよ。担当かつ管理みたいな。これって一番タフなんですよね。応援お願いします。
先ほど、NHKを徒然に見ていましたが、行政の会計のやりかたがかわって、一般会計と特別会計をプラスして全体の財政状況を判断するということになり、その結果北海道のとある市の財政が破綻しかけているとか。
その自治体は、かつては炭鉱の町として栄えていましたが、数年前に炭鉱が閉山されてから人口がピーク時の4分の1になってしまったとか。
加え、そんなときに、市の病院を採算度外視で大幅リニューアルして、その赤字が市の財政を圧迫しているんだそうです。
それと、なぜか北海道なのに、胡蝶蘭事業を始めて、これまた失敗。
胡蝶蘭なんてなんでまたあんな寒いところで事業が成り立つんでしょうかね。普通にそろばんたたけば赤になるってわかるでしょうに。。。
こういう「自明なはずの解があるのに、あえて失敗の道に突進む」パターンの影には、おそらく見えない力が暗躍していることが多いです。企業においてもよくある話ですね。
そのあおりを食らうのは、まじめに頑張ってきた市民の方々。まともな医療サービスを受けられないのだそうです。あれだけ立派な中央病院をリニューアルしたのに。です。この自治体、本当にまじめに財政再建に取り組まないと、取り返しの付かないことになりそうです。
このように、
この自治体にもかかわらず他の地方の自治体も同様のことが言えるのだそうです。自治体が意識を変革することは当然ですが(というより遅すぎ)、これからはその行政の中心である市民の方々も意識を変えていかないといけない時代になってきています。
他人にまかせっきりにしない。常にチェックする。ということです。言い方を代えると
「常に活動に参加する」ということでしょうか。行政の活動に市民が積極的に参加すればカイゼンはからなず前に進みます。
身近な例では、「横浜市」がそうですね。横浜市だって決して財政状況はよろしくないです。で、中田市長を中心にごみを30%削減する活動を市民を巻き込んでやった結果、年間何億円もかかるごみ焼却場自体を使う必要がなくなったのだそうです。
まさに、「協力は強力!」
不動産投資に置き換えて考えると、僕の場合区分所有ですので、基本的にはH君の会社に頼っているところがあります。でも、これは彼らに明らかな実力があることを理解しての行動であり、また、僕は僕で常に不動産市況とそのた不動産にまつわる話、ノウハウ、ファイナンス等の勉強して、必要とあらばこちらからも意見や提案をするという関係でいる(つまり、不動産投資活動に参加する)ところが上記自治体さんと市民の方々の関係とは大きく違うところです。
こうすることでお互い適当なことはできないですものね。
話を戻しますが、やはり不動産投資で考えると僕個人の意見としては、地方は難しい時代になっているんだと思います。場合によっては都会でも厳しいところがちらほら出始めているようです。
より厳しい分析力と勇気(判断力)が我々不動産投資家に課せられています。
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コメント
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はじめまして。
叶と申します。
ホント地方行政ってひどいですね。
不動産の物件の管理も人任せにしないところが、ポイントでしょうか。
まさに、「協力は強力!」ですね!
投稿: 不動産投資専門税理士 | 2008年1月11日 (金) 00時39分
叶さん。
はじめまして。
ほんとですね。まぁ、国の行政自体もさっぱり信用できませんけど。
でも、それを放置してきた我々にも責任の一端があるんでしょう。
かつての日本国の先人達が苦労してようやく勝ち得た選挙権、大事に政治に反映させたいところです。
投稿: kanaloa | 2008年1月12日 (土) 00時54分